愛知県名古屋市中村区名駅4丁目27−1スパイラルタワーズ B2

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その他感染症

その他感染症

近年の流行を含む、身近で注意が必要なさまざまな感染症について詳しくご説明します。風邪のよな症状があっても、原因となるウイルスや細菌によって治療法や注意点は大きく異なります。「感染しているかも」と感じたら、重症化予防の観点からも早めの相談をおすすめします。

1. インフルエンザウイルス感染症

インフルエンザは例年11月〜12月頃に流行が始まり、1月〜3月にピークを迎えます。感染力が非常に高く、飛沫・接触で急速に広がります。主な症状は、風邪とは異なり38℃以上の高熱を伴う発症の特徴です。加えて強い全身倦怠感、食欲不振、関節痛・筋肉痛・頭痛などの全身症状が強く現れ、その後に咳・喉の痛み・鼻水などの呼吸器症状が現れます。治療は解熱剤などの対症療法に加え、ウイルスの増殖を抑える抗インフルエンザ薬を用います。予防としてはワクチン接種が効果的で、接種後効果発現には約2週間要します。流行前の11月中旬〜12月初旬の接種がおすすめです。

2. マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は肺炎マイコプラズマという細菌による呼吸器感染症です。主な経過は発熱・倦怠感・頭痛・喉の痛みが先行し、数日後に乾いた激しい咳が始まります。熱が下がっても咳が3〜4週間以上長引くことが特徴で、夜間・早朝に悪化しやすい傾向があります。治療は細菌が原因のため抗菌薬投与が中心です。

3. アデノウイルス感染症

アデノウイルスには50種類以上の型があり、感染部位により多彩な症状を引き起こします。

  • 呼吸器への感染(咽頭結膜熱)
    通常「プール熱」として夏に子どもを中心に流行しますが冬にも見られ、39–40℃の高熱、扁桃腺腫脹、激しい喉の痛み、結膜の充血・目やにが特徴です。
  • 消化器への感染(胃腸炎)
    乳幼児に多く、腹痛・嘔吐・下痢(白っぽい便を伴うことも)を生じます。
  • 泌尿器への感染(出血性膀胱炎)
    排尿痛・血尿・頻尿が見られますが多くは数日〜10日程度で自然軽快します。

治療は特効薬がなく、安静・水分・解熱薬の対症療法が基本です。

アデノウイルス感染症は、問診での症状の聞き取りや診察所見、必要な検査結果を総合して診断します。 この感染症には有効な特異的抗ウイルス薬がないため、治療は解熱剤など症状を和らげるお薬の使用と、自宅での安静、こまめな水分補給が基本となります。 前日より明らかに症状が強くなった場合や、38度以上の発熱が3日以上続く場合には、状態悪化の可能性もあるため、再度の受診をお勧めします。

4. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

主な症状は発熱・喉の痛み・咳・鼻水・倦怠感・筋肉痛などで、味覚・嗅覚障害は以前ほど顕著ではなくとも一部に認められます。下痢や腹痛などの消化器症状を伴うこともあります。多くの方は2〜4日で軽快しますが、高齢者や基礎疾患のある方は重症化リスクがあるため早期受診が重要です。解熱鎮痛薬の処方のほか、リスクの高い方には抗ウイルス薬の投与を検討します。発症後5日間は外出を控え、自宅療養が推奨されます。

<当院の精密検査:
スポットファイアについて>

感染症の初期症状は似ており、症状だけで原因を特定するのは難しいことがあります。そこで当院では最新の迅速検査機器「スポットファイア(BioFire SpotFire)」を導入しています。鼻腔拭い液1回採取で、11種類のウイルスと4種類の細菌(計15項目)を同時測定可能です。

  • 検査対象
    インフルエンザA/B、新型コロナ、マイコプラズマ、アデノウイルス、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、百日咳菌、クラミジア・ニューモニエなど。
  • メリット
    検査時間は約15分と短く、診察当日に原因特定が可能です。鼻腔拭いは1回で済むため身体的負担も軽減します。

風邪と自己判断せず、正確な診断に基づく適切な治療を受けることが早期回復の近道です。名古屋市在住の方、各線の名古屋駅を利用される方で体調に少しでも異変を感じたら、ぜひご来院ください。